ねじりまんぽ
これは蹴上インクラインの下を横断し、南禅寺に向かう歩行者用トンネルで、「雄観奇想」の扁額がある。「まんぽ」とはトンネルを意味する言葉。内壁の煉瓦を斜めに巻きながら、ねじって作られたことからこの名がついた。
インクラインとは琵琶湖疏水の一部として作られたシステムで約36mの高低差を克服するために舟を台車に乗せてケーブルカーと同じ原理で運んだ鉄道のこと。疎水上流の蹴上船溜と下流の南禅寺船溜を結んだ全長約582mの傾斜鉄道だ。インクラインの中は自由に歩くことが出来、桜の季節は見事だ。
所在地/京都市東山区東小物座町339